派遣先の研修
翌日、午後から出勤した北野森と穂高は、午後3時からの研修に合わせて休憩に入った。
……食料品売り場の品出しが、こんなに冷える仕事だとは。
厚手の靴下を履いてきたのに、指先が冷え切っている。
北野森は自動販売機でコーヒーを買って、両手を温めた。
「研修、二階の会議室だっけ」
「あー、オレ、パス!」
穂高は、タバコを取り出して、ヒラヒラと手を振った。
「めんどくせーよ。屋上にいるから、出といて!」
「穂高、怒られるよ!!」
「大丈夫だって。今週入ったバイト、俺たちだけじゃないんだし、一人いなくたってわかんねーよ」
研修受けろって言われてたのに……。
知らないぞ。
北野森は、穂高には構わず、二階の会議室へ向かった。
……食料品売り場の品出しが、こんなに冷える仕事だとは。
厚手の靴下を履いてきたのに、指先が冷え切っている。
北野森は自動販売機でコーヒーを買って、両手を温めた。
「研修、二階の会議室だっけ」
「あー、オレ、パス!」
穂高は、タバコを取り出して、ヒラヒラと手を振った。
「めんどくせーよ。屋上にいるから、出といて!」
「穂高、怒られるよ!!」
「大丈夫だって。今週入ったバイト、俺たちだけじゃないんだし、一人いなくたってわかんねーよ」
研修受けろって言われてたのに……。
知らないぞ。
北野森は、穂高には構わず、二階の会議室へ向かった。