お隣さんの隣


「これから暴れん坊将軍ってよんでいいですか…?」


『本当にごめんなさい…』





あれから2人乗りをして帰ったんだけど、私は恥ずかしくて燕君に掴まれずにいて、そのままガタンッてなっちゃったりしたら何にも支えられていない私は自転車からふるい落とされそうになるわけで…、流石に反射的に燕君の服なんかを掴んじゃうから燕君は急にひっぱられちゃって燕君まで落ちそうになるしハンドルがグインッてなっちゃって自転車ごと木に突っ込みそうになったり……。





『それがもう何度も…』




そらもう大変だったわけです。


『というよりガタンとかグインとか……、説明力がなさすぎます』


「もう…本当申し訳ありません」




色んなことに謝りつつも、私に引っ張られたせいで乱れた制服姿の燕君はかっこ良くてついチラ見してしまう。




『まぁその馬鹿加減をなおすために俺が頑張らないといけないんですけどね』



そう微笑みながら言う燕君はやっぱり…かっこ良いっ!



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