お隣さんの隣


『どうかしらね〜』


私は本心で言ったのにお母さんは意味深な笑いをかけてくる。


「何その笑いは…」



私なんにも隠してないよ!?
ていうか隠せるような男の子さえいないんだけどさ。
本当トホホって感じ。



『お母さんは片付けといた方が良いと思うけどなぁ』



なんか怖いし片付けとこうかな…。


そう思って部屋に行こうとした時、丁度インターホンがなった。



『間に合ったわっ』


どうやら片付けはなんとか出来たようだ。



『佐奈、お茶入れといてっ』

「はぁい」

玄関にお出迎えに行くお母さんの背中に返事をしてキッチンに行った。




片付けは夜でいっか。






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