お隣さんの隣



良く見たら…





……この人かっこいい!


かっこ良いけど可愛くて、髪の毛なんてもうふっわふわ。





「こ、こちらこそよろしくお願いしますっ。

ところで…おいくつですか?」



敬語だしなんか落ち着いてるし年上っぽい!




だけどそんな私の妄想とは異なって、






『15歳で中学3年生です』




妄想はそこで儚くも崩れた。





なんだか年下っていうのに抵抗があった。
年上っていうのにも憧れてたっていうのあるから。

そういうとこが生まれてから一度も恋愛できない理由の1つでもあるんだろうけど。






「そうですか…、じゃあこれからよろしくね」


『はいっ』


明らかにがっかり、という反応をしてしまったのに優しい笑顔で返事をしてくれた。






この子相当モテるんだろな…。
現に年下じゃなかったら私も確実に惚れてたわけだし。




< 9 / 113 >

この作品をシェア

pagetop