《短編》夏のある日。
「っっっ………」
緑の顔が一瞬曇った気がした。

「いいえ!最初はりんご飴ですよ〜♪」

すぐにいつもの緑に戻ったけれど…

なんだったんだろ。


それから私達は屋台をみてまわった。

緑はよく食べるし。

射的もした。
輪投げもした。

なにもかもが初めてだったからすごく。
すごく楽しかった。

「緑ー食べ過ぎー。」

「そんなことないですよー。」

キャラクターがついたわたあめもかって。

「楽しい…ね。」

心から思えた。

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