優しいが下半身の暴れる天才精神科医師と 危ない 精神病患者との 禁断の恋
一度 坂本の
軽井沢の 別荘に 招待されたことが あった

不思議な ことに
その 別荘には
4部屋 すべてが
キングサイズの
ダブルベットが
備わり
おまけに
各部屋に キッチン バス トイレが つき
その おのおのに 玄関がある
要するに 4部屋 すべてが独立した 造りに なっており 各部屋で おこっていることは 関知せずの 構造だ

オイ
この 構造なら アパートとして 貸せるじゃないか

そうなのさ
つまりは 愛人の 囲い部屋だよ

医者はさあ
得に 精神科医師は
ストレス たまりまくりだよ
性的に 満たされない 女どもの 性的な はけ口だ
その クランケが 若くて魅力的な 好みの 女性が潤んだ瞳で 見つめられて何も 感じない インポテンツの 医者なら いいが北崎 お前は 違うだろ

何で 何で わかるんだ

わかるさ
お前の 目の 輝きが
好みの 女だと 明らかに 違う

それは 俺が
いや 俺の 下半身が お前と 同じだからさ

だから 俺の 一族は
この 愛人部屋の
秘密が 守られているからこそ 3代 続いているのさ
そうか
俺は
この 俺の 下半身は
普通なのか

俺は この 坂本龍一 に 救われた 気分だ

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