我ら アホガク バレーボール部
結局その夜

もうケータイは

ならんかった



時計デジタル表示にしてある

ケータイのトップ画面が

1時になったのを見たら

なぜか突然

涙がこぼれてきた



悲しいのと

悔しいので

勝手に

目から涙が

どんどんあふれてきた



それは ユキに

フラれたからだけじゃないような

気がしたけど

自分でもよくわからんかった






はっと気がついたら

ソファで寝てもうてた



もう朝の5時やん



うっすら明るくなってきてる



ちっくしょおーーーーーーー!!!



心の中で叫んだ



思いっきり叫んだった



もう ええよ



わかったよ



バレーボール部

やってやろうやん



ユキのこともなんも

関係ない



俺が今自分で決めたんじゃ



マジでやったる



バレーボール部顧問

引き受けたる



その代わり

ほんまにやるからな



覚悟決めえよ

バレー部のやつら!
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