我ら アホガク バレーボール部
まあ とにかくやな



俺は声を少し大きくして言った



細かいことは

だんだん決めていくから

まずは

部員集めや

ええか?



「部員って俺らだけやったらあかんの?」

また木下が言った



「木下 バレーボールは6人でするねん」

と キャプテンの中島



やっぱもう面倒なことは

こいつにさすしかないな

と 思ってたら



「えっ そうなん?」

と 今度は 白石

色白なので通称ホワイティで ホワ



ちょ ちょ ちょっと待て



この中でルールいまいち

わかってないんはおるんか?



「はい!」

真っ先に木下が手を挙げる



お前はいまいちっていうか

ぜんぜんわかってへんやろ

って心の中でつっこんだ



「俺も・・・わからんことあります」

と ホワ



で みっしぃーと中島は経験者で

スミは大丈夫なんやな?



「はい」

三人が声を合わせて返事する



よし わかった



そしたら明日から練習開始で

時々教室でミーティングする

で ルールの確認とかしていくから

いいか?



「はいっ!」

これには全員そろって

いい返事しおった

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