夢と恋のあいだ
「は…っ…最……低…っ」




ヤバイ






過呼吸だ。






「奈子!?」






追ってきたのか、後ろで戒の声がする。






「おい!しっかりしろ!」




戒に腕を掴まれたが、私は振り払った。





「……さわ…んな…で!はっ…」













意識が遠のく。







戒の声だけ、私には聞こえた。












私だって… 頑張りたかったよ









ねぇ…








香苗さん……


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