夢と恋のあいだ
それから私は抜け殻のまま授業を受けた。



何…

何なの…


気に入ったって何なのよー!?









授業を抜け出し、私は戒に電話する。






『もしもし?』



「あっ。もしもし戒…」


『ねーぇ?戒ー。その子だぁれ?』



知らない女の声が電話から聞こえてくる。






………。



私は電話を切った。









携帯を持ったまま、保健室のベッドに寝転がる。





「…戒なんか……」








私はそのまま眠りについた。










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