夢と恋のあいだ
私は変な妄想を止めると、戒の顔をまじまじと見た。


「……なに。」


「戒ってさ…ツンデレ?」



バコッ!!



「二度と言うんじゃねーぞ。コラ。」



「はい…すんません…。」



私は頭を抑えながら謝った。



…じゃあなんで照れてたの?



私戒のこと何にも知らないよ…。




私は戒のことを見つめる。


戒も私を見つめてきた。






「…戒……。私のこと…どう思ってるの?」







「どうって………。」








ドキ




ドキ


















「奈子……俺……」



「ハイハイ!!光汰様ただいま帰りましたぁ!」


光汰が勢いよくドアを開いて帰ってきた。






「………………。」





こんの… KYめ!!



私は頭をガックリと落とした。



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