夢と恋のあいだ
「ま。 気持ちだから受け取ってよ。」




そう言ってテーブルの上に出したのは 札束。






「………っっっ!!?」





私達は目を点にしてその金を見た。






「いいいりません!!こんなお金!」




私は慌てて返す。




「なんで?」








なんでって…………






「とにかくいりません!!」




私は綾菜を引っ張って店を出た。








なんなの!?あいつ!



あんなにお金あるんなら食べ物買えばいいじゃん!!









「奈子……」




綾菜は心配そうに私を見つめた。












お金なんて……






『奈子ちゃん。今日からここがお家よ。』







『奈子。……もう…』






お金なんて 大っ嫌い!!












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