夢と恋のあいだ
しばらくすると、メールが届いていた。


相手は、 戒。



「アイツ…メルアドまで登録したのかよ!」



少し怒り気味の私は、メールを無視してお風呂に入ることにした。




水滴の落ちる音がバスルームに響く。






…アイツ、本当に何で倒れてたんだ?





…お腹減ってなんて漫画みたいじゃん。





私は考えながら目を閉じた。










「奈子お姉ちゃん!お風呂入ったの?」




お風呂上がりの私に妹は牛乳を持ってきてくれた。



「ありがと! …アユ一人で平気?」


「ヘイキ!」



ニコッと笑う妹に 私は微笑んだ。



「それじゃ、おやすみ。」


「おやすみなさい!」






バタン と戸を閉める。




髪の毛をタオルで乾かしていると、携帯に目が止まった。





…無視してたし、大丈夫かな?




携帯を開くと私はビックリ。





Eメール:20件




「……うざ。 てか怖。」




仕方なくメールを開くと、





『明日会おうよ。』



『メール無視すんなO(`ヘ´#)"O』



『寝たのか?』










『明日、1時に渋谷駅の前で待ってる。』














「…意味わかんないよ…」



私は布団に潜りこんだ。





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