REVERSI

うお、なんて事を!

鬼畜だまさに、ドSだ絶対。


「うん。そう~。…一緒にいるからだけど?…いちいち麻由に許可とる必要がある訳?」


あたしが話すはずの相手と京ちゃんが会話している。僅かに漏れる声は、少し荒げているように耳に届く。


あたしが会話を挟む間もなく、京ちゃんは矢継ぎ早に言葉を紡いだ。何いってやがる、こいつ。あたしは弾け飛びそうだった思考を取り戻して京ちゃんの手から携帯を取り上げた。

京ちゃんは軽く眉をあげたけど、それから口の端を歪めて、ククと笑った。


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