-永久の歌-〜恋〜
悪い気持ち〜罪〜
そして、

ある日の出来事だった。

『見てみて〜♪』
瀬那ガ私達に言ってきた。みんな、
視線を瀬那に一点させた。
『みてよ♪グロスにマスカラ、チークにファンデ♪全部新作だよ♪』

瀬那は、
化粧品を机の上にだしはじめた。

『すごーい。でも今、オコズカイピンチぢゃなかったっけ?』

と、由美が言って、みんなも
頷いた。

そして、私達にヒソヒソと話しだした。


『秘密だよ?これ万引きしたんだ♪』

その言葉を聞いた瞬間、
みんなすごく驚いていた。
私は、言う言葉がなかった。

『でさでさ、みんなで今日の放課後行かん?』

『おーいいねぇ。』

『行こ行こ♪』

私も少しは、興味があった。

それに、また
悪い気持ちが生まれていた。

"一回だけなら・・・ばれなかったら・・・"

私は、そんな軽い気持ちだった。

『ぢゃあ、放課後ねぇ。』
『オッケー。』

そして、なぜか、ドキドキしながら

放課後になるまで
いつもどおりに過ごした。
< 12 / 43 >

この作品をシェア

pagetop