-永久の歌-〜恋〜
その日は、家に帰ると、お父さんもお母さんも
あたしに話しする事なく、
『早く寝なさい。』
それだけを言って、

二人で夜中まで話ししてたみたい。

何話してたんだろう。

そんな事ばっかり考えて寝れなかった。

そして、それと同時に、親への不安感を覚えた。

次の日・・・
あたしは、早めに起こされた。

『お母さん疲れたわ。貴方、おばあちゃんちに行きなさい。』
衝撃の言葉だった。

あたしは、見捨てられたの?
あきれられた?

だからもう、うちには、必要ないの?

ショックだった。
普通、我が子だったら、どんな悪い事しても
面倒みるのが親の役目ぢゃないの?

ふと、お母さんをみると、自分の目を疑った。

お母さんが目に涙をためている。

お母さん・・・?どうしたの?

なんで泣くの?
あたしみたいな子恥ずかしいから?

意味わからんよ。

お母さん何かあるの?

あたし、わかんないよ。
なんで?

そんな疑問だらけの中、あたしは、おばあちゃんちに行く事にした。

車の中でも家についてからも、色々考え事をして、頭が麻痺してった。

もう、何もかも、どうにでもいい。と思えてきた。
< 16 / 43 >

この作品をシェア

pagetop