-永久の歌-〜恋〜
そう、さっきから、
新一年生もあたしと瀬那ばっかり見てくる。

そりゃあそっか。
みんな
髪黒いし、スカートは、膝下だし。

見た感じ、髪、茶髪でスカート膝上なのは、
あたしと瀬那ぐらいだし。
『先輩らになんかされる前に、うちらから先輩らと仲良くなればよくない?知り合いいるんだしさ。』

『お〜たしかに。瀬那ナイスアイデア♪』

やっぱ瀬那は、悪知恵ばかり働くみたい。

それにしても、みんなジロジロ見てこないでよ。
でも、注目浴びるの、嫌いぢゃないな。

『ジロジロみてくんぢゃねーよ。』

その声にあたしたちは、すぐ反応した。

その視線の先には、
いかにも、悪です!!って感じの

金髪にピアスじゃらじゃらの男子。
制服もダボダボだけど
新品みたいだし、一年生か。

それにしても、イケメンで、その人の回りには、不良系な男子が3人。
なんか、事件おこりそうだぞー、なんかワクワクしてきた。

『ねぇ紫月♪あの人らに話しかけてみん?イケメンだし、彼氏ゲットになるかもぢゃん!!』

瀬那の目は、小さい子供みたいにキラキラしてて、可愛かった。

『いいけど、瀬那が話しかけてよ。あたしからは、嫌だよ。』
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