-永久の歌-〜恋〜
喋ろうとはしないけど
ご飯の準備。お風呂の準備は、してくれてるし、
必要な物は買ってくれてる。

喋らないのに、そんな事をする理由がわからなかった。
理由があったとしても、
あずかってやるからには、ご飯くらい作らないと。
とかだろう・・・。

この時のあたしは、そうしか考えがなかった。

これが、
おばあちゃんのできること全てだったなんて知らなかった。
おばあちゃんがあたしに喋ろうとしなかった理由は、あとになって知る事になった。

それには、お母さんの涙の理由も隠されていた。
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