-永久の歌-〜恋〜
あたしは、何も言わず、ただ瀬那の隣に居た。
なんて声をかけていいのかわからなかった。
いつも瀬那があたしを助けてくれていたから。
あたしは、瀬那を助けた事なんてなかったから。
それに・・・瀬那の涙を初めてみたから・・・。

声をかけれないあたしの心を読み取ったかのように
口を開いたのは、瀬那だった。

『ヒッどうしよ・・・ヒックうちのせいでッヒッヒック』

『瀬那!!瀬那のせいなんかぢゃないよ。それに、大丈夫だから。』

『ヒッだって〜ヒッヒックッ』
瀬那があたしに抱き着いた。
あたしは、何も言わずただ瀬那を抱きしめた。

そして瀬那が落ち着いてきたから
教室へ・・・
あっでも、まだヤバイか・・・
『瀬那?保健室いこっ。』あたしは、瀬那の手を引き、保健室へ移動した。

『しつれいしまーッあっ』

そこに居たのは、
皐月さん、亜美さん、秋菜さん、三咲さんだった。

『先輩こんにちわ!!』

『瀬那ちゃん?紫月ちゃん?何かあったの?』
先輩たちは、あたしと瀬那の様子にすぐきずいたようだった。だから、優しく言葉をかけてくれた。

あたしたちは、先輩達に訳を説明した。
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