-永久の歌-〜恋〜
瀬那は、涙目で戻ってきて、最終的には、泣いた。
あ〜じつは、瀬那泣き虫?
でも、問題はこれから。
6人は、いつも通りのままなのか。
それが1番、誰もが心配することだった。

次の日・・・

あたしと瀬那は、一緒に学校へ向かった。

『ねぇ・・・やっぱ怖いんだけど・・・』
瀬那・・・大丈夫。
あたしは、心でそう思いながら、何も言わず、瀬那の手を引いて歩いた。

ガタッッ

『おはよ・・・。』
一瞬、司たちがこっちを見たけど、少し沈黙があった。

『おっす。』
『おはよ。』
『おっはー』
沈黙のあと、司、泰訝、勇樹は普通に挨拶してきた。
そして晶がこっちに向かってきた。

『瀬那。きにすんなよ。また前みたいに仲良くやろーぜ。俺、男なんだし、そんな落ち込んだりしねぇよ。』
晶が無理に笑って言ってたのは、たぶんあたし以外のみんなも、築いてたと思う。

晶もこの6人の関係を崩すのを恐れていたから・・・。

だから無理に笑って振る舞ったんだろう。

本当は、どれだけつらい事なんだろう・・・

あたしには、その痛みは、わからなけど・・・。

そうとう辛いんだと言うのだけは、わかってた。

恋愛っていいもんばっかぢゃないんだ。
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