-永久の歌-〜恋〜
『あ〜あった♪これこれ♪』

瀬那が取った雑誌の表示をみた私は、ビックリした。
金髪で盛り髪で露出高いワンピを着た
綺麗な女の人が写っていた。

私たちまだ小学生なのに・・・

瀬那は、大人だな〜。
こんな雑誌みてるなんて。

と思った。

『んぢヤあ買ってきまーす♪』

とレジに向かって行った瀬那の背中をみて

とても瀬那が大人っぽくみえた。

そして
公園に言って、その雑誌をみんなで見た。

『可愛い〜♪足ながーい』
みんなが言うとおり

スタイルがすごくよくて
顔もすごく可愛くて
人形みたいなお姉さんが
たくさん載っていた。

私は、この雑誌を見て、

"あ〜言うお姉さんみたいな服きてみたいな"

"髪、巻いてみたいな"

と思うよーになった。

そう、どんどん、迷路に迷いこんでいる事さえもきずかずに・・・。

『あっ。私、帰らなきゃ。』

『えー紫月もう帰るん?

『ごめん♪また明日ね』

『わかったー。ぢゃあ明日ね♪ばいびー』

『ばいばいー』

私は、みんなの姿が見えなくなるまで
手を振った。

私は、親にプリクラの事がバレないように

門限は、絶対に守った。
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