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「相良ちゃんの初めてになりたかったんだけどなぁ~白石とやっちゃってたんだぁ。
ショック」

「はぁ?初めてとかメンドくせぇだけじゃね?」

「そお?おれは好きだけどぉ」

「てか誰からやる訳?」

「えっオレオレ~ッ」

「バッカ公平にじゃんけんだよこういう時は」

「あ、逆に聞いちゃう?本人に」





煩い声がこちらに向けられる。

男子が喋っている間、女子が殴ったり、蹴ったりしていたから、体中痛くて起き上がれない。
起き上がりたくない。



これもまた、永久くんの迷惑になるのかな。



もう



消えていなくなりたい。




永久くんの事だけを想って。




誰にも迷惑をかけない。


誰にも見られない。


どこかへ、消えたい。








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