secret game


「家!!ここなんだけど」


通りすぎる海也の腕をつかんだ。


「あ。ごめん」


そのときの顔が…なんかかわいかった。


素の自分…て感じ。


……もしかしていつものアイツは、今のアイツじゃない。


作ってるの?


ならどうして?


「ぃ……おい!!!」


「!!!」


「鍵は?なに?誘ってるわけ?」


海也はニヤリと笑う。


「んなわけないでしょっ」


カバンで腕を叩く。


「って……凶暴女…」


「なんだってぇ(怒)マセガキっ!!」


「早くあけろ。襲うぞ」


いや。


カバンから鍵を出して、中に入るの。
< 42 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop