secret game
「家!!ここなんだけど」
通りすぎる海也の腕をつかんだ。
「あ。ごめん」
そのときの顔が…なんかかわいかった。
素の自分…て感じ。
……もしかしていつものアイツは、今のアイツじゃない。
作ってるの?
ならどうして?
「ぃ……おい!!!」
「!!!」
「鍵は?なに?誘ってるわけ?」
海也はニヤリと笑う。
「んなわけないでしょっ」
カバンで腕を叩く。
「って……凶暴女…」
「なんだってぇ(怒)マセガキっ!!」
「早くあけろ。襲うぞ」
いや。
カバンから鍵を出して、中に入るの。