secret game

「あんたの部屋は……」


「おい」


腕をつかまれた。


「なによ」


「海也」


は?


「だから、海也」


「だからそれが?」


「俺の名前、あんたじゃない。海也って呼べよ」


海也は腕をはなす。


「いや。」


すると、海也は強く私の腕を引っぱり、胸の中におめた。


「ちょっ!なにすんのよ!!」


「海也って…よぶ?」


いちいちやることがエロい!!!


「よぶよぶよぶよぶよぶ!!!だから離せ」


「名前呼んだら離してやる」


温かい。


海也の腕の中がほっとする。


離してほしくない。


名前を呼ぶのも恥ずかしい。


好都合じゃん!
< 43 / 56 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop