俺とお前と宇宙たわし



午前中の授業が終わり、昼食の時間になった。



「野良ー!一緒に食おうぜ!」



「あぁ」



宇藤は鼻歌を歌いながら、弁当袋から弁当とキウイを取り出した。



「なんでキウイ丸ごと持ってきてんだ?」



「あぁ、これか?・・・あまりにもあのたわしに似ていてな・・・」



「・・・どこまで馬鹿なんだよ」



「いいだろッ!運命のたわしなんだから!」



「・・・あっそ」



宇藤はたわしに会ってからなんか、変わってしまった。



・・・なんとなくだけどな。


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