俺とお前と宇宙たわし
「はははッ!! おま・・・なに言ってんの! ついに脳みそまでブスになったなぁ!!! あはははははは!!!」
宇藤は大爆笑した。
・・・こいつに言ったのが間違いだった・・・
野良は自分を悔やんだ。
「たわしが歩くわけねーじゃん!」
「そ・・・そうだよな・・・はは」
もう何をいっても信じてくれないと思った。
「よし!じゃあさっさと行こうぜ!」
宇藤は走り出した。
「ったく」
野良も後を追いかけた。
後ろの気配にも気づかずに・・・
「今ワタシ見まシタ・・・あのタワシやはり・・・」
電柱のかげから2人を見ていた少女はつぶやき、2人の後を追った。