俺とお前と宇宙たわし



「じゃあキウイ切って良いか?」


「勝手にしろ」



宇藤の家に着いた宇藤は、キウイを食べる準備をしていた。



野良は、たわしを見つめながらさっきのことを考えていた。




・・・さっき俺が見たのは目の錯覚か?



だとしたら、宇藤のそばに歩いたのはなんだったんだ?



あ、俺の妄想ってやつか・・・?



「うわああぁぁあぁぁあぁッ!?」



「おっ なんだなんだ」



宇藤の叫び声を聞き、野良は台所へ向かった。


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