俺とお前と宇宙たわし
「野良・・・俺何言ってるかわかんねぇんだけど」
「ごめん、イタリア語で挨拶しただけだから」
「だけって・・・日本語でしろよ」
「大丈夫デース!ワタシ日本語もぺらぺらデスから!!」
「そうみたいだな・・・ほら、宇藤も挨拶しろよ」
「あ・・・うん。俺宇藤。よろしく・・・」
自分だけ置いていかれたような気がしたのか、宇藤はどんよりと言った。
「で、そろそろこれについて聞きたいんだけど」
野良はたわしを指して言った。
「そうデスネ。では、これから事実を話しマース。」
YOU-Iは表情を真剣なものに変え、ゆっくりと話を始めた。