俺とお前と宇宙たわし
*
「また・・・分かれ道デス」
先頭を歩いていたYOU-Iが言った。
さっきと同じ道を引き返してきただけなのに・・・
分かれ道あったのか・・・。
「よぉーっし☆ こいつの出番だ!!」
宇藤が棒を出す。
たわしとYOU-Iは、呆れた、と言っているが、笑っていた。
とん、っ
棒が指したのは左。
「こっちだぞー!」
さっきまで後ろに居たくせに・・・
まるで自分がリーダーかのように俺らを引っ張っていく。