先生……
―――――――――――――――――――
「ご馳走さまでした。
あの、少し外に出てもいいですか?」

「どうぞ。」

「ありがとうございます。」

ガチャッ

バタン

やっぱり綺麗。
辺り一面が淡いピンク。
見とれずにはいられない。

「ほあぁ。」

思わず溜め息が漏れる。
だけど、その溜め息は決して嫌なものじゃなくて――。

声にならない気持ちの表れ。

ガチャッ
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