先生……
「あの、先生も出ませんか?
それと、少し図々しいんですけど、散っている花びらを集めるのを手伝ってもらえたらなって。」

図々しいとは思いつつも、誘ってみたけど。

やっぱり迷惑かな。と思った。

だけど、先生は優しく微笑んでくれて……

「いいですよ。
花びらを集めたらいいんですよね?」

「はい!ありがとうございます!」

あまりにも綺麗過ぎる桜。

絶対に忘れたくないから…。

少しでも強く想い出に残るように――……。
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