先生……
すると、先生はあたしの頭を撫でて、

「なれますよ。きっと。
まだ会って間もないですけど、僕から見た君はとても魅力的です。
山本さんなら、きっと沢山の人に好かれて、沢山の人に元気を与える事が出来るはずですよ。」

どきん。

一回だけ大きく鼓動したあたしの心臓。

先生の方がきっと、魅力いっぱいの人ですよ。

いつもなら、なかなか感情を出さないあたしだけど。
先生になら、いいかな?

満面の笑みを浮かべて……。

「ありがとうございます。」

「今の笑顔、とても魅力的でした。」

あたしは、きっと先生に何らかの気持ちを抱く。

そう、思った――……。
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