一生一緒
「どう?学校慣れた?」

「はい。一応。まだ知らない教室もあるんですけど」

「覚えるの大変だよね。俺ら3年は一年間しかこの学校にいないから損した気分」

「たしかに…」


先輩の悩殺スマイル☆
そんな私は先輩にメロメロ…


もっと積極的になりたいよ…

「おい!!遅い」

そうやって呼んだのは高木修だった。


ゲッ

せっかく先輩と話してたのに・・・


「・・・あ」

先輩と高木修が目を合わせた。

そして、お互いいやそうな顔をした。

ど、どうしたんだろう。

「美海!いくぞ」


高木修は逃げるように私の手をとって走り出した。
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