一生一緒
というのは前言撤回です。




「宿題写せ」「パン買ってこい」「肩もみしろ」「体育着持ってこい」


どんどん命令をいう。

私もいい加減イライラが限界に達しそう。


「…自分でやればいいじゃん…」

独り言を言うけど、どうも高木修は地獄耳らしく聞こえていた。

「おまえがそんなん言える立場かよ」

確かにそのとおり。
実際問題私がこの人の髪の毛を抜いてしまったことが原因なんだ。


悪いって思ってるけど、ちゃんと責任とろうと努力してるけど、

高木修が怖くて“自分からすすんで”というか、“無理やり”って感じで強制。


これって責任果たしてる??

なんか違う気がする。


「私…パシリしなきゃダメ??」
「責任だ」


責任責任って・・・


これは違うでしょ!?



まるで雇われたお手伝いさんみたい…

「はぁ」

深いため息。



私の高校生活は高木修に支配されてしまうのだろうか…
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