princess&prince
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みのりへ。
勝手にヨーロッパなんか行ってごめんな。
俺はみのりに何ひとつやってやれることが出来なかった。
みのりを始めて見た時,運命だと俺は感じた。
というより一目惚れでもあった。
俺はみのりと出逢ったその日からみのりを守ってやらなきゃいけないと思った。
でも,俺はみのりを守ってなんか出来なかった。
だから俺は自分に出来る精一杯のことをしようとした。
夜空が見える丘へ一緒に行ったな。
あれをとっさに思いついたんだ。
みのりはとっても喜んでくれた。
俺はその時この幸せが続いてほしいと願ったよ。
でも神様は許してはくれなかった。
みのり?ほんとはね,家族にみのりの全てを話してみのりと結婚したいって言ったんだ。
そしたらやっぱり反対された。
それでちょうどその時,ヨーロッパの代表が亡くなった。
それで親父は俺達を引き離そうとヨーロッパの代表に俺をすぐさましたんだ…
連絡もとれないようにされた。
そんなときにみのりはとってもいやな思いをしたことがあった。
俺が守るって言ったのに,やっぱりだめだったんだ。
それで俺はみのりが心配になりこっそりみのりに電話をかけた。
そしたら…
みのり。あの時俺は役に立てたかな?
立てなかったら最低だね。
ほんとにごめん。
でもみのりは俺が思う以上に強くて俺を見守ってくれたね。
ありがとう。
そしてあれから2年が経った。
俺は帰りたかった。
でも,もう2年いなきゃいけないことになった。
本当にごめん。
こんな俺を待っててくれるか?
本当にごめん。
みのり?好きだよ。
みのり?大好きだよ。
みのり?愛してる。
これから先もずっと。
また帰れる時が近くなったら手紙を書くな。
じゃあまた。
リク
私は読み終わった後,涙を流していた。
また2年か…
でも待ってるって言ったから絶対待ってるね。
リク君…