Amazing kiss
「こんにちは♪
琉衣ちゃんかな?」
パーマのかかった肩までの髪を揺らして、
あたしのそばまで近づいてきた女の人。
それはそれは、あたしにとって美人という言葉がぴったりの人。
「今日が初めてだよね♪ とりあえず、3番の席に座っててね。」
『あ、はい‥』
何がなんだか分からず、とりあえず席につく。
少し離れた席には、4番が隣りにあって、隣りにはあたしと同じくらいの男の子が勉強している。
今日は数学の予定だけれど、まったく予習のモンなんてしてないし‥。
なんて思っていると、美人先生があたしの席まで戻ってきた。
「今日からだね♪
一緒に頑張ろっ!」
『はい、よろしくお願いします‥。』