Amazing kiss
靴を履いて、塾を出るときに高島先生が走ってきた。
『なぁに?』
「今日宿題減らしといたから、ちゃんとやってこいよ!」
『ほんと?
やったぁ~☆
んじゃ、頑張って来ます!!』
「気をつけて帰ってね」
『は~い、さよなら☆』
ふいに奈津が横でひっそりとあたしに言った。
「高島先生、優しいじゃん」
そーかなぁ。
とか顔を振りながら考えるけど、
実際心の中の想いは、嬉しさでいっぱいだった。
『減らしてくれないと、宿題終わらないから☆』