ただ、好き



あれ…?
誰だろ、あの人

恭の家の前にいるパーマのかかった茶髪の美人さん


「あっあの…なにか御用ですか?」


思い切って声をかけてみると


「…あら、恭一の妹さんかしら?」


えっ、今…恭一って言った!?
嘘…恭にはこんな美人な知り合いが居たの?
……もしかして元カノさんとか??


「ちっちがいます、私は…」

「響?」

「えっ?」

「恭一、久しぶりね」


不意に恭の声が聞こえると恭は‘ひびき’と多分私の目の前にいる人の名を発すると響さんは恭の元へ駆け寄った

チクン
と胸に痛みがきて、
なんかすごくお似合いに見えてやだよう


「恭…」

「歩深この人は、」

「あら恭一、この人扱いなの?
妹さんにちゃんと説明してよ」


私は妹じゃないのに!
恭もちゃんと説明してよ…もしかして私は遊びでその人は……



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