=キング of ビースト=



「どうしたの?」


「んー眠い。」


「じゃあ寝れば?」


「…やだ。」


「なんで?」


「ゆうゆうが一緒寝てくれるんだったら寝る。」


「紅雨、私は一緒に寝ないから。」


キッパリと言い切った私は、カバンを手に取り


「帰るね。」


と言った。すると夜琉も立ち上がり、

「送る。」


と言って電話を掛けた。



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