=キング of ビースト=



「ならコイツをそのままにしとくのか?」


広斗は冷たい視線を転がっている男に向ける。


「コイツはたぶんどっかの族に入っている。俺はもう族を抜けた身だ。何もすることはできねぇ。そうだろ詩織?」


「ああ。」


「由莉ちゃんには申し訳ないが、夜琉に連絡するぜ。」


「ああ。」


するとそこに一台の車が止まった。




< 161 / 394 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop