=キング of ビースト=



その男が降りてくると下っ端たちは作業を止め、深く礼をする。


「お帰りなさい。総長。」

「総長。お疲れ様です。」


いろんな言葉が飛びかう中、夜琉は堂々と臆することなくまっすぐ正面を見据え、倉庫の2階に上がって行った。



下っ端たちはそれを頭を少し下げながら見守っている。


頭を下げることは誰かに命令された訳でもなく、下っ端たちが自然にやり始めたのである。





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