=キング of ビースト=



広斗「夜琉、大切なもんが出来たら、弱くなる。」


夜琉「…。」


広斗「だがなぁ強くなるとこだってある。弱さがあっての強さだ。」


夜琉「…。」


広斗「弱さを隠すんじゃない。夜琉にだって、誰にだって弱さは、ある。」


広斗は昔を思い出しながら遠い目で夜琉を見た。


広斗「由莉ちゃんなら、必ず受け止めてくれるはずだ。」


夜琉「…。」


広斗「そろそろあの事の蹴りもつけろ。」


広斗が言った事に返事をすることはなく、夜琉はただタバコを吸っていた。


広未「あーごめん、私今から仕事だから失礼するわ。」


広斗「忙しい中、悪かったな。」


広未「気にしてないわ。璃玖、由莉ちゃんに何かあったらまた連絡して?いつでも駆けつけるから。」


璃玖「ありがとうございます。」


広未「じゃあまたね。」



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