=キング of ビースト=
思い
私は幹部部屋の窓から、傘下の人達が帰って行くのを眺めていた。
あの後は本当にパーティーで、料理やら、何やらいっぱいあってみんな楽しそうに笑っていて、お祭り騒ぎだった。
夜の12時を過ぎた頃に解散がかかり傘下の人はだんだんと帰って行った。
みんな私に
「また来ます!!!」
と言って帰っていった。
ある程度の人が帰ると
「由莉、上行くぞ。」
「えっ!?でも紅雨とかはいいの?」
「ほっとけ。」
「由莉ちゃん、俺がこいつら起こしとくから。」
と言って璃玖は優しい笑みを私に向けた。
「わかった。ありがとね、璃玖。」
「いいよ。」
と言ったので先に上に上がってきたのだ。