=キング of ビースト=
夜琉は面倒臭そうに私を見る。
「夜琉らしすぎて♪」
「…。」
と言った私は次の瞬間には真剣な声をだした。
「人の命は儚い。どんなに元気でも、一瞬で命は消えてしまう。」
「…。」
「だからこそ、生まれてきたことに後悔して欲しくない。」
「…。」
そう言って私は口を閉じると夜琉を見上げて
「そろそろ寝よ?」
「ああ。」
総長部屋に入ると、夜琉のセットした髪をほどきスウェットに着替えてソファーに寝ようとした。