=キング of ビースト=
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「ごめんね。あんまり盛大なお出迎えできなくて。」
「璃玖さんが出て来てくれただけで俺達にとっては嬉しいことです。」
「そう?ありがとう。でも…縁鷹の方も来てくれたみたいなのに。」
璃玖さんは那龍の敷地にいる縁狼と縁鷹をチラッと見ながら言った。
倉庫に着いた俺達は縁鷹と縁狼の下っ端を敷地内の隅に待機させて、翔と俺で倉庫の正面入り口に立っていた璃玖さんのところに行ったのだ。
「那龍が動くのに失礼がないようにしないといけないですから。」
「悪いね、わざわざ。」
本当に申し訳なさそうに言ってくる。
「やめてください。俺達が勝手に決めたんですから。」