=キング of ビースト=
「片付けが終わった奴は、サツを巻に言った奴を呼んで来い。久々に全員で暴走して倉庫に行くぞ。」
と俺が下っ端に声をかけると、驚いたのか目を丸くし固まっている。
まぁ無理もないか。
今までは走ることも、よっぽどの事がない限りしなかったし。
ましてや、サツを巻いている奴を呼びに行かせたりはしない。
「暴走しねぇのかよ。」
いつまでたっても返事をしない下っ端に眉をひそめて言う。
「「しますっ!!!!!」」
嬉しそうに言う下っ端に俺も軽く笑った。
「フッ。んじゃ行くぞ!!!」
「「「はいっ!!」」」
こうして俺達は溜まり場を出て行った。