=キング of ビースト=
「璃玖は!?!?!?璃玖もうるさかったじゃん!!」
だんだん意識がはっきりしてきた。
ここは幹部部屋でー…
あ、私帰りの車で寝たんだ。
「由莉、まだ寝るか?」
紅雨をシカトして、夜琉が優しく私に問いかける。
「大丈夫。」
「俺は!?!?俺の事シカトすんの!?!?」
「夜琉、もう集会の準備できてる。」
「璃玖も!?!?璃玖もシカトすんの!?!?」
「ああ。」
「ゆうゆう~みんなシカトするうぅぅ。」
紅雨が私にすり寄ってくる。私は紅雨の髪を撫でて璃玖に質問をする。
「集会?」
「うん。まぁ簡単に言えば打ち上げみたいなモノだよ。」
紅雨が気持ち良さそうに目を細める。
「私、いない方がいい?」
「えっ!?居たくないの?」
「居たいけど、居たら邪魔じゃない?」