=キング of ビースト=



千佳もこういうのは嫌いらしいが、千佳の性格上シカトはできないらしい。


なので私が今見たいに声をかけると、目を輝かせる。




そのまま、私たちは少ししか食べることのできなかったハンバーグを残し、教室に戻って行った。


後ろで、2年生の先輩たちが何か言っていたのを、聞かなかったことにして。


ーーーーーーーーー


そのままいつもと変わらず、6時間目の授業を受けていると、突然

「きゃぁー!!!!」


と言う耳が割れそうなぐらい高い声を女子が出す。


五月蝿いと思い顔をしかめる。すると

「紅雨様と璃玖様よーっ!!」



まさかの様付け?


てか紅雨と璃玖ってあの那龍の?


様付けとか笑える。

みんなは窓に群がり覗こうとしている。


…五月蝿い。


私は1人イスに座り、眉間にしわを寄せる。

はぁ。

先生なんか

「じゅ授業中ですよ!!席に着きなさい!!」

って言ってるけどキョドってるし。


はぁ。

これじゃ授業になんない。



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