=キング of ビースト=

璃玖said




あのあと俺と紅雨は、華月高等学校に行くことにした。


放課後に行くつもりだったけどその前にハンカチの子が帰ったらダメじゃんと思って、6時間目が終わる頃に行くことにした。

なので、6時間目が始まると同時に那龍の運転手を呼び出した。

夜琉がいるときは、ベンツなのだが、いないときはセダンになっている。


校門の前で待っていたらゆっくりと黒のセダンが登場して、俺たちはそれに乗り込んだ。


華月高に着くと、裏門に車を停めさせ、俺と紅雨は校門の壁になんかかり待ちぶせをする。


すると突然

「きゃぁー!!!」


と言う叫び声がして、俺らを指差してくる女たち。


それを冷めた目で見る俺は、本当は女のことなんてどうでもいいと思っているんだなと実感する。

紅雨も普段は女にもニコニコしているが

「きも。メスブタめ。」

意外と毒舌だったりする。



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