キスよりも甘く〜その後の俺たち〜

俺はとりあえず執筆中の作品をネットカフェで済ませ編集社に持っていった。


こんな状態でいつ書けるかわからないからだ。


『おう、智也どうした?』


編集長が声をかけてきた。


『あの今書いてる携帯小説を全部書き終えて原稿にしてきました。』


『そうか、…お前なんかあったか?』


『いえ、別に。』


『嘘つけ。』


編集長は俺の異変を察した。


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